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AIでブログ記事を全自動化して分かった限界と運用ルール|コードを書かない元社内SEの正直レビュー

全自動ブログの限界と運用ルール|CONCHA AI LAB

ブログ記事は、AIでかなりのところまで自動化できます。

テーマを一行入れるだけで、下書きが勝手に出来上がる仕組みも作れます。

実際に作って運用してみて、毎日の手間は驚くほど減りました。

ただ、「全部AIに任せて放置」にした瞬間、別の問題が出ます。

書いた中身が事実と違うこと。

そして、記事は増えるのに、検索からはほとんど読まれないことです。

私はコードを自分では書きません。

書けません。

元は会社の情シス(社内システム部門)で18年、システムの運用や属人化の解消をやってきた人間です。

独立してからは、その実装をぜんぶAIに任せて、自分の個人事業の作業を自動化しています。

この記事は、私が実際に作った「全自動ブログ」の話です。

何がうまくいって、どこで限界を感じて、いまはどう運用を変えたのか。

これからAIでブログを自動化したい人が、同じ落とし穴を避けられるように、等身大で書きます。

テーマを1行入れるだけ。GASで「全自動ブログ」を作った

最初にこの仕組みを作ったのは、2026年の前半でした。

Google Apps Script(GAS)で動く自動投稿の仕組みです。

やることは、スプレッドシートに記事のテーマを一行書くだけ。

あとは全部、自動で進みます。

中の流れはこんな感じです。

  • ① リサーチ(ネットから関連情報を集める)
  • ② 執筆(記事の本文を生成する)
  • ③ 不足の補完(FAQや表を足す)
  • ④ レビュー(事実確認と品質チェック)
  • ⑤ 修正(点数が低ければ書き直す)
  • ⑥ 画像生成(アイキャッチや挿絵を作る)
  • ⑦ WordPressに下書きとして保存

このひとつひとつを、別々のAIにAPI経由で投げていました。

執筆はClaudeのSonnet系、調査はTavilyやPerplexity、画像はGeminiの画像生成。

役割ごとに得意なAIを呼び分けて、最後にWordPressへ放り込む。

司令塔はGASでした。

全自動ブログのパイプライン図。テーマ投入からリサーチ・執筆・チェック・修正・画像生成・WP下書き保存までを自動実行する流れ

「コードを書けない自分が、こんな仕組みを動かせるんだ」と、正直わくわくしました。

実装はぜんぶAIに頼んで、私は設計と判断だけ。

これはこれで、ひとつの到達点でした。

後輩くん
後輩くん
テーマを入れるだけで記事ができるって、コードを書けなくても作れるんですか?
作れます。私もコードは書きません。実装はAIに任せて、私は「何を・どの順番で自動化するか」を決めただけです。
こんちゃ
こんちゃ

できたこと:負荷が大きく下がって、別の仕事が回せるようになった

全自動の一番の効果は、はっきりしていました。

自分の負荷が大きく下がったことです。

記事1本にかかる自動処理は、ざっくり数十分。

費用も1本あたり数百円規模でした(当時の自分の構成での目安です)。

書く手を動かさなくても、テーマを入れておけば下書きが溜まっていく。

これが効いたのは、ブログそのものより「ブログ以外」でした。

記事づくりに張り付かなくてよくなったぶん、本業の支援や別の自動化づくりを並行して進められる。

個人事業は自分ひとりが資源なので、手が空くこと自体が一番大きな価値でした。

こんちゃ
こんちゃ
ポイント:自動化の一番の効果は「記事が増えること」より、自分の手が空いて、ほかの仕事に回せることでした。

ここまでなら、「AIでブログを自動化したら最高だった」で終わる話です。

でも、現実はもう少し続きます。

でも、全自動には2つの限界があった(ここが本題)

しばらく回してみて、「これは全部は任せられないな」と感じた壁が、はっきり2つありました。

限界①:もっともらしいのに、情報が正しくない

一番こたえたのは、これです。

AIが書いた文章は、読むと自然で、いかにも正しそうに見えます。

でも中身を一次情報で確かめると、事実と違うことが混じっていました。

たとえば、ある製品を紹介する記事で、AIは実在しない上位グレードの名前をさも本物のように書いていました。

スペックの数値も、公式の値とずれていました。

悪気なく、堂々と間違える。

これがAIの怖いところです。

もっと厄介だったのは、それを自分では見抜けなかったことです。

書いたAIと、点数をつけてチェックするAIが同じだと、自分のミスに気づけません

私の仕組みでは、自己採点は高得点でした。

ところが、別の系統のAIに同じ記事を採点させたら、点数が大きく下がった。

事実の誤りと、構成の弱さを指摘されたんです。

書き手と審判が同じ人だと、甘くなる。

当たり前のことですが、自動化していると見落とします。

自己採点の罠の図。書き手と同じAIが採点すると高評価のまま誤りに気づけず、別系統のAIが採点すると問題が見つかることを示す比較

さらにダメ押しがありました。

「第三者のチェックなら正しいだろう」と、その指摘をうのみにして記事を直したら、今度はその指摘自体が間違っていた

誤りを、別の誤りで上書きしてしまったんです。

結局、自分で公式の一次情報に当たって確かめ直すまで、正解にたどり着けませんでした。

情シス時代、「裏付けのない情報をそのまま流すと、あとで一番高くつく」と叩き込まれました。

ブログでも同じでした。

速く大量に作れることと、正しいことは、別の話です

こんちゃ
こんちゃ
ポイント:書いたAIと採点するAIが同じだと、自分の間違いには気づけません。採点役は「別のAI」に分けるのが効きます。

限界②:作っても「読まれる仕組み」がなかった

もうひとつは、もっと地味で、もっと深刻でした。

記事は増えるのに、検索からはほとんど読まれない

全自動だと、つい「書くこと」がゴールになります。

下書きが溜まると、進んでいる気になる。

でも、読まれるかどうかは別の設計が要ります。

そこを私は用意していませんでした。

具体的には、こういう穴がありました。

  • 自分で試した実測データや、操作画面のスクショといった「自分にしか出せない証拠」が入っていない
  • 「いつ時点の情報か」が曖昧で、読み手が信じる手がかりがない
  • 記事どうしがつながっておらず、1本ずつ孤立している
  • 「誰が、何に困って検索する記事なのか」が定まっていない

つまり、量は出せても、検索で見つけてもらう設計も、読んだ人を次に動かす設計も、抜けていた。

これは、AIに書かせる前の「人間の仕事」をサボっていたということでした。

後輩くん
後輩くん
記事の本数が増えると、それだけで前に進んでる感じがしますよね。
そうなんです。でも「書けた数」と「読まれた数」は別物で。私はそこを取り違えていました。
こんちゃ
こんちゃ

いまの形:自動化はやめていない。「線引き」を変えた

こう書くと「やっぱり全自動はダメ」という話に聞こえるかもしれませんが、違います。

自動化はやめていません

負荷を下げる効果は本物なので、手放す理由はない。

変えたのは、AIに任せる範囲と、人間が握る範囲の線引きです。

いまは、こういう形にしています。

  • 書くのはAI:本文はAIに書かせます(私はClaudeを使っています)。ここは自動化の恩恵をそのまま使います。
  • 事実は一次情報で裏を取る:数字や製品名は、公式の一次情報に当たって確かめてからでないと書きません。
  • 採点は別系統のAIにやらせる:書いたAIとは別のAIに、わざと粗探しをさせます。同じ頭で自己採点しても甘くなるからです。
  • 公開ボタンは必ず自分が押す:最後に人間が読んで、納得したものだけを出す。ここは自動化しません。

ポイントは、「速く大量に」を担当するのはAIのまま、「事実が正しいか」と「読まれる設計になっているか」を人間(と、別系統のAI)が握る、という分担にしたことです。

AIと人間の役割分担の図。AIに任せる作業(情報集め・下書き・整え・画像・投稿)と人間が握る作業(事実確認・読者設計・内部リンク・公開判断)を左右に分けて示す

負荷は下げ続けながら、間違いと“読まれなさ”だけは人の目を通す。

正直に言うと、この記事を書いている時点で、流入が大きく増えたわけではありません。

始めたばかりです。

それでも、全自動時代に抱えていた「情報が不確か」「作っても読まれない」という2つの根っこには、ようやく手を打てる形になりました。

こんちゃ
こんちゃ
ポイント:自動化で「速さ」はAIに、「事実が正しいか」と「読まれる設計」は人間に。この分担が肝です。

これからAIでブログを自動化する人へ

同じことをやろうとしている人に伝えたいのは、ひとつだけです。

自動化する作業と、人間が握る作業を、最初に分けておくこと。

私の感覚では、こんな仕分けになります。

AIに任せていい作業:情報集め(事実は人間が裏取りする前提で)、下書き、文章の整え、画像づくり、投稿作業。

手数が多くて消耗するところほど、自動化の効果が大きいです。

公開せずに使う下書きや社内向けのメモなら、ここは全自動のままでも十分に役立ちます。

人間が握るべき作業:ここを手放すと、速いだけで信用されない記事が量産されます。

  • 事実の最終確認(製品名・料金・日付などを、公式の一次情報で照合する)
  • 「誰に、何を届ける記事か」の設計(検索意図)
  • 記事どうしのつなぎ方(内部リンク)と、どこから読みに来てもらうか(検索だけでなく、SNSや既存のつながりも)
  • 公開の判断(最後に自分が読んで決める)

全自動は、ゴールではありません。

あくまで土台です。

土台ができたら、その上に“正しさ”と“読まれる設計”を人間が乗せる。

順番を逆にすると、私のように遠回りします。

こんちゃ
こんちゃ
ポイント:自動化する作業と人間が握る作業を「最初に」分ける。後から分けようとすると、私のように一度つまずきます。

よくある質問

Q. コードが書けなくても、ブログの自動化はできますか?
できます。私自身がコードを書きません。実装はAIに頼み、私は「何を、どの順番で自動化するか」を決める役に回りました。むしろ、業務を整理して手順に落とす力のほうが効きます。

Q. 全部AIに書かせると、品質は下がりませんか?
「書かせっぱなし」なら下がります。AIはもっともらしく間違えるからです。書くのはAIに任せても、事実確認と公開判断は人間が持つ。この分担なら、速さを保ったまま、品質の崩れを抑えやすくなります。

Q. 自動化にいくらかかりましたか?
私の構成では、記事1本あたり数百円規模が目安でした(当時・自分の試算ベースです。使うAIやプランで変わります)。仕組みづくり自体はAIに手伝ってもらったので、外注費はかかっていません。

Q. 結局、自動化して良かったですか?
良かったです。負荷が下がって別の仕事が回せるようになったのは大きい。ただし、「全自動で放置」はやめて、「自動化+人間の最終確認」に落ち着いた、というのが正直なところです。

まとめ

AIでブログを全自動化すると、負荷は大きく下がります。

これは本当です。

でも、全自動のまま放置すると、(1)情報が正しくない (2)作っても読まれない、という2つの壁にぶつかります。

私はここで一度つまずきました。

答えは「全自動か、手作業か」の二択ではありませんでした。

自動化で負荷を下げつつ、事実の確認と“読まれる設計”は人間が握る

この線引きにしてから、ようやく前に進めています。

自動化は土台です。

その上に何を乗せるかは、結局、人間の仕事でした

この記事について

コードは書かず、業務側の視点からAIに実装させて、自分の業務を自動化した実録です。「自分はコードを書かないけれど、AIで業務を変えたい」という方の参考になればうれしいです。

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※本文中の費用・所要時間は、筆者が自分の構成で運用した当時の概算です。使用するAIやプラン、記事内容によって変わります。製品・サービスの仕様や料金は変更されることがあるため、利用時は各公式の最新情報をご確認ください。

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