「これからブログやサイトを始めたいけど、サーバーはどこを選べばいいの?」
結論から書きます。私は2021年3月からエックスサーバーの「スタンダードプラン」を5年以上使っていますが、大きなトラブルは一度もありませんでした。
正直に言うと、今は無料でサイトを公開できる選択肢(Cloudflareなど)もある時代です。それでも私が「WordPress × エックスサーバー」を続けている理由は、たった2つ。プラグインの豊富さと、APIでAI(自動化)と連携できることです。
この記事は、元社内SE(自分ではコードを書かず、AIに実装させて個人事業を回しているタイプ)の私が、5年使ったメリット・デメリットを宣伝抜きで正直に書いたものです。これから始める人が「自分はどっちを選ぶべきか」を判断できることをゴールにしています。
目次
結論:5年使った正直な感想
先に、私の体験の結論をまとめます。
- 5年以上スタンダードプランを使って、表示が落ちる・止まるといった大きな障害に当たった記憶がない
- WordPressの設置でつまずいた覚えもない
- サポートに問い合わせる必要が一度も起きなかった(=困らなかった)
- 自動更新の請求で「えっ」となった事故もゼロ
裏を返すと、「ドラマチックな感動エピソードもない」ということでもあります。可もなく不可もなく、ただ静かに動き続けてくれている。レンタルサーバーに求めるものが「安定して目立たないこと」だとすれば、私にとっては満点に近い体験でした。
まず、私のスペックと契約状況
レビューは「誰が言っているか」で受け取り方が変わるので、先に立場を明かしておきます。
私は横浜で個人事業をしている40代で、もともとは社内SE(情報システム部門)の出身です。サーバーやネットワークの運用は長く見てきましたが、自分でゴリゴリとコードを書くタイプではありません。今は、やりたいことをAIに実装させながら、個人事業の作業を自動化しています。
契約は2021年3月からのスタンダードプラン、支払いは年払い(12ヶ月)です。用途はWordPressサイトの運用。この前提で読んでください。
ひとつ正直に言っておくと、私は契約前に他社(ConoHa WINGやさくらのレンタルサーバーなど)と比較していません。当時から評判が良い記事をよく見かけたので、そのまま選びました。なので、この記事では「エックスサーバーが他社より優れている」と断定はしません。あくまで「5年使ったら、どうだったか」の正直な記録です。
料金と基本スペック(2026年6月時点)
スタンダードプランの料金は、契約期間が長いほど月あたりが安くなる仕組みです。2026年6月時点の通常料金(税込)はおおよそ次の通りでした。
- 12ヶ月契約:月額1,100円(税込)
- 36ヶ月契約:月額990円(税込)
- 初期費用:0円
- 無料お試し:最大10日間
スペック面では、ディスクはNVMe SSDを採用していて、スタンダードでも容量は十分。データ転送量は無制限で、アクセスが増えても転送量で追加課金されない設計です。無料の独自SSL(https化)とサーバーデータの自動バックアップも付いています。
特典としては「独自ドメイン永久無料」もあります。ただしスタンダードの場合は12ヶ月以上の契約+自動更新設定が条件で、無料になるドメインは1つ(24ヶ月以上で2つ)。ここは申し込み前に確認しておくと安心です。
なお、執筆時点では2026年7月6日17:00までの割引キャンペーン(最大30%オフ・36ヶ月で月693円・税込)も実施されていました。料金やキャンペーンは時期で変わるので、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報を確認してください。
5年使って感じたメリット

体験ベースで「これは良かった」と思える点を挙げます。
1. とにかく落ちない・気にならない。5年使って、サーバー側が原因でサイトが見られなくなった、という記憶がありません。運用していて存在を忘れるくらい静かなのが、地味ですが一番大きい価値でした。
2. WordPressの導入で迷わない。申し込みからWordPressを立ち上げるまで、つまずいた記憶がありません。元社内SEとはいえ自分でコードは書かない私でも、案内に沿って進めるだけでブログが立ち上がりました。
3. 請求とコストが読める。年払いにしているので、毎月の支払いを気にする必要がありません。「いつの間にか高額請求」のようなヒヤッとする事故も、5年間で一度もありませんでした。
4. 困らないからサポートを使っていない。これはメリットの裏返しですが、5年でサポートに問い合わせる場面が一度も発生しませんでした。サポートの質そのものは私には語れませんが、「問い合わせずに済む」こと自体が、初心者にはありがたいはずです。
正直なデメリット(ここは盛らずに書きます)
5年使ってトラブルがなかったので、「これがダメ」という強い不満は正直ありません。ただ、これから選ぶ人のために、フェアに見ておくべき点を挙げます。
1. 無料ではない(=無料の選択肢が存在する)。後述しますが、用途によっては無料でサイトを公開する方法もあります。月1,000円前後とはいえ、固定費が発生するのは事実です。「とにかく1円もかけたくない」人には、それ自体がデメリットになり得ます。
2. プランによって付かない特典がある。たとえば有料WordPressテーマの無料特典は、スタンダードプランは対象外でした(上位プラン向け)。「全部入り」を期待すると、プラン選びで肩透かしを食らう可能性があります。
3. 他社と比べた優劣は、私には断言できない。冒頭で書いた通り、私は他社を使っていません。なので「エックスサーバーが一番速い/安い」とは言えません。価格や速度を細かく比べて選びたい人は、比較サイトも併せて見るのが正解です。
「無料で作れる時代」に、あえてWordPress+エックスサーバーを選ぶ理由

ここが、この記事で一番伝えたいところです。
これからサイトを作る人の選択肢として、Cloudflareの「Pages」のように、ほぼ無料で・速くサイトを公開できるサービスもあります。私自身もCloudflareを実際に触ったことがありますが、正直とても強力です。だからここでは、どちらかを下げるのではなく、「WordPress+レンタルサーバー」と「Cloudflare(Pages/Workers)」をフェアに比べてみます。
WordPress(エックスサーバー等)で管理する場合
メリット
- 管理画面で記事を書ける。自分でコードを書かない人でも、すぐに運用を始められる
- プラグインで、問い合わせフォームやSEOなどの機能をコードなしで足せる
- REST APIがあり、認証を設定すればClaude CodeやCodexのようなAIから、下書きの作成・更新を自動化できる(このブログもその仕組みで運用しています)
- サーバー基盤の管理(OS・SSL・自動バックアップなど)はホスティング側におまかせできる
デメリット
- 月額のコストがかかる
- WordPress本体・テーマ・プラグインの更新や、PHP・データベースまわりのセキュリティ管理は自分で行う必要がある
- 表示速度は、キャッシュやCDNなどのチューニング次第なところがある
Cloudflare(Pages/Workers等)で管理する場合
メリット
- 静的サイトなら、ほぼ無料〜低コスト(おもにドメイン代だけ)で運用できる
- 世界規模のCDNで表示が速く、静的配信なら帯域は実質無制限
- 静的配信が中心の構成なら攻撃面が小さく、WAFやDDoS対策などのセキュリティ機能も無料枠から使える
- Workersやデータベース(D1)、AI機能(Workers AI)まであり、API・コード駆動の自動化やAI連携にも強い(Claude Codeにデプロイまで指示できます)。※これらを本格的に使うと、使った分の料金や上限が発生します
デメリット
- WordPressのような「記事を書く管理画面」が標準では用意されておらず、そのままではブログ投稿システム(CMS)として使えない
- ブログにするには、静的サイトを書き出す仕組み(Hugo・Astro等)やヘッドレスCMS、あるいはWorkers+D1での自作などを組み合わせる必要があり、Markdown+Gitのような開発寄りの運用になりがち
- WordPressのように管理画面からワンクリックで足せる巨大なプラグイン市場はなく、機能は自分で実装・組み合わせることが多い
- 一般的なWordPress(PHP/MySQL)はそのままでは動かない
正直に言うと、Cloudflareが劣っているわけではありません。むしろ速くて安くて強力です。違いは「手軽さ」と「記事の書きやすさ(CMSかどうか)」だと感じています。
私は「自分ではコードを書かず、AIに実装させて運用する」スタイルです。その私にとっては、管理画面の手軽さ・プラグイン・そしてREST API経由のAI連携(Claude CodeやCodexから操作)を全部そろえられるWordPress+エックスサーバーが、いちばんしっくりきました。
このブログ自体も、AIに記事の下書きを書かせる仕組みで運用しています。AIの使い分けについては「ChatGPTとClaudeを、優劣ではなく役割で分けた話」にまとめているので、興味があればどうぞ。
向いている人・向いていない人
5年使った経験から、率直に整理します。
向いている人
- WordPressでブログ・サイトを「これから育てたい」人
- プラグインで機能を後から足していきたい人
- サーバーの管理で消耗したくない(安定して放っておきたい)人
- 将来、APIやAIと連携して運用を自動化してみたい人
向いていない人
- とにかく無料で、静的なサイトだけ公開できればいい人(→ Cloudflare PagesなどでもOK)
- 価格や速度を細かく比較してから決めたい人(→ 比較サイトも併用を)
ちなみに、個人事業を始めたばかりでサイトと一緒に「お金まわり」も気になっている人は、開業1年目に会計ソフトで確定申告をした記録もまとめています。「簿記ゼロの個人事業主1年目が、freeeで初めて確定申告した正直な記録」も合わせてどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者でも大丈夫?
A. 私自身、自分でコードを書かないタイプですが、案内に沿うだけでWordPressを立ち上げられました。最大10日間の無料お試しがあるので、まず触ってから決めるのがおすすめです。
Q. 料金はいつから発生する?
A. 公式の案内では、利用料金は申し込み日の翌月1日から起算される仕組みでした(2026年6月時点)。詳細は申し込み時に公式で確認してください。
Q. 無料のCloudflareじゃダメなの?
A. 静的サイトならCloudflare Pages(無料)でも十分です。ただしWordPressは動かせません。「WordPressでブログを育てたい・プラグインを使いたい」なら、WordPressに対応したレンタルサーバーが必要になります。
まとめ
エックスサーバーのスタンダードプランを5年使った正直な結論は、「派手さはないけれど、安定して放っておける」でした。
無料で作れる時代でも私がWordPress+エックスサーバーを続けているのは、プラグインの豊富さと、APIでAIと連携できること。この2つに価値を感じるなら、有料でも選ぶ意味は十分あります。逆に、静的なサイトで十分なら無料の選択肢もある――そこを正直に天秤にかけてから決めるのが、いちばん後悔しない選び方だと思います。
※本記事は筆者個人の体験にもとづく感想です。料金・キャンペーン・仕様は2026年6月時点で確認した内容で、変更される場合があります。最新かつ正確な情報は各公式サイトをご確認ください。効果や使用感には個人差があります。